計算科学技術部

計算科学技術部および次世代計算機技術研究グループでは、先端科学及び新産業技術における大規模シミュレーション技術に関する研究、次世代スーパーコンピュータ(ポスト「京」、エクサスケールスパコン)に関わる調査・研究等、わが国の次世代アプリケーション開発計画の推進に貢献しています。
具体的には、大学との共同研究枠組みを活用し、環境、エネルギー利用などの社会的事象等に関する多様なシミュレーション研究として、信州大学を拠点とする文部科学省センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム「世界の豊かな生活環境と地球規模の持続可能性に貢献するアクア・イノベーション拠点」に参加し、革新的な造水システム及び水関連基礎科学に関するシミュレーション研究を進めています
また、文部科学省「統合的気候モデル高度化研究」に参画し、複雑系システムとしての地球規模気候の変動に関する予測、影響シミュレーションの基盤ソフトフェアとして日本版カップラの設計・開発を実施する。また、エクサスケールの気候シミュレーションにおいて予想される大規模なシミュレーションデータの利用促進を図るための、関係国際機関等の動向に関する情報収集および必要なソフトフェアの設計・開発を実施しています。
さらに、ポスト「京」向けの材料計算コードの開発、新並列プログラミング言語の実証研究、企業の研究開発課題を解決するために、スーパーコンピューターを使ったナノ材料シミュレーションを共同または受託研究で進めています。